導入されて1年以上経過したマイナンバーですが、未だに十分に認知されていないようです。テレビや新聞でも、不正確な報道が目立ちます。中でも問題なのは、「マイナンバー」と「マイナンバーカード」を混同している場合があることです。主な違いは、次の通りです。

■マイナンバー
・日本国内の全住民に付けられている12桁の番号
・法律に定められた税・社会保障・災害対策のみで使うことができる
・番号だけで本人確認はできない

■マイナンバーカード
・自分で申請することで受け取るICチップ付きのカード
・ICチップを使って電子的に公的な本人確認とデータ記録ができる
・本人確認とデータ記録は民間業者も使うことができる
・本人確認とデータ記録ではマイナンバーは使わない

「マイナンバーを民間で活用」といった形で報道されている場合のほとんどは、「マイナンバーカードの電子的な本人確認とデータ記録を活用」の間違いです。

今までは本人確認のために、手間も時間もかかる公的書類を手に入れなければなりませんでした。マイナンバーカードの電子的な本人確認機能により、その負担を大幅に減らして効率化ができるので、この機能自体はとても素晴らしいことです。

誤った認識により、危険なイメージが広まるのはとても残念です。マイナンバーカードにはマイナンバーを記載せずに、「電子的本人確認カード」という形にすべきだったのではないかと思います。

参考リンク:内閣府 マイナンバーとマイナンバーカードの違いについて